Japanese
English
特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京
学術展示
抗結核剤が奏効した地図状脈絡膜炎の1症例
Antituberculosis medication was effective in a case of geographic choroiditis
高橋 伊満子
1
,
二宮 久子
1
,
小林 康彦
1
,
田中 稔
1
Imako Takahashi
1
,
Hisako Ninomiya
1
,
Yasuhiko Kobayashi
1
,
Minoru Tanaka
1
1順天堂大学浦安病院眼科
pp.738-739
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908550
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言 地図状脈絡膜炎は,何らかの炎症機転に伴う脈絡膜毛細血管板の急性循環障害によるとされており1),その特徴的な検眼鏡的ならびに螢光眼底造影所見から,診断を下すのは比較的容易である。しかし,その病因に関してはいまだ不明な点が多く,有効な治療法も確立されていないのが現状である。今回筆者らは地図状脈絡膜炎の1症例に対し,診断的治療を目的としてイソニアジド,リファンピシンの2剤併用による抗結核剤の投与を行い眼底所見の改善をみたので報告する。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.