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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
網膜中心静脈閉塞症での前房蛋白濃度
Aqueous protein concentration in central retinal vein occlusion
丸山 泰弘
1
,
山崎 伸一
1
Yasuhiro Maruyama
1
,
Shinichi Yamazaki
1
1群馬大学医学部眼科学教室
pp.710-711
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908492
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緒言 網膜中心静脈閉塞症(以下CRVO)は網膜血管病変であるが,ルベオーシスを併発することがあり,前部ぶどう膜に影響を及ぼしている。CRVOでの前部ぶどう膜の異常をとらえるため,急性期の前房蛋白濃度をフレアセルメーター(興和FC1000,以下FCM)で測定し,経過を追跡した。あわせて,陳旧例での前房蛋白濃度を検討した。
症例 過去1年間に当科を受診したCRVO29例を対象とした。年齢は36歳から79歳,平均59.9歳であった。男子20例,女子9例であった。初診時から経過を追えた新鮮例が10例,そのうち陳旧期まで経過を追えたのが1例,平均観察期間は12週であった。陳旧例が20例,平均観察期間は16か月であった。汎網膜光凝同を施行したのは22例で,新鮮例では4例,陳旧例では18例であった。
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