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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(6)1989年10月 名古屋
学術展示
糖尿病患者の眼科外来受診状況
Current status of ophthalmological care of diabetic persons
森 宏明
1
,
馬嶋 昭生
1
,
玉井 一司
1
,
川路 陽子
1
,
尾関 年則
1
Hiroaki Mori
1
,
Akio Majima
1
,
Kazushi Tamai
1
,
Youko Kawaji
1
,
Hironori Ozeki
1
1名古屋市立大学医学部眼科教室
pp.1296-1297
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908249
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- Abstract 文献概要
緒言 糖尿病性網膜症の発生は,罹病期間,血糖コントロールなどが影響するとされているが1,2),網膜症の予後に関しては,従来から全身管理,眼科的管理の他,糖尿病性網膜症の早期発見が重要とされている。しかし,現在でも内科的治療が行われているにもかかわらず,かなり進行してから眼科を受診する例にしばしば遭遇する。そこで,糖尿病と診断されてから,名古屋市立大学病院眼科を受診するに至る状況を調査した。
対象 1988年1月から1989年4月の間に当科初診の糖尿病患者270例を対象とした。受診理由から,Ⅰ群(他眼科からの紹介:80例),Ⅱ群(当院他科からの紹介:132例),Ⅲ群(自主的に受診:54例),その他(他院内科から紹介:4例)に分け,さらに各群を,当科初診時に糖尿病性網膜症のみられたものを(+),みられなかったものを(−)とした。
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