特集 角膜屈折矯正手術を手がける前に
【手術室などの準備—私の場合】手術室ドア,温度・湿度管理,手洗いの工夫
藤田 善史
1
1藤田眼科
pp.1206
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907811
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LASIK用手術室は,リカバリールームから入るようになっている。リカバリールームは,木製の仕切りで2つに区切り,白内障手術用に6脚のリクライニングチェア,LASIK用に5脚の椅子を置いている。LASIK手術中,患者家族は,手術の進行状況をシースルーの手術室ドアから,手術画面をモニターでみることができる(図1)。リカバリールームでは2名のスタッフが介護にあたり,術前点眼,注意事項を患者に説明した後,手術室に入ってもらう。もう1名のスタッフは,モニターを見ながら患者および家族への説明を行う。リカバリースタッフもシースルーの自動ドアを利用し,手術の状況を把握することができ便利である。
当院の手術室の大きさは5.2×4.9mで,クラス10.000のヘパフィルターと温度・湿度を,1年を通じて一定に保つための除湿機を常時作動させている。当院での温度・湿度については図2のとおりである。温度はほぼ一定であるが,湿度は冬と夏でやや変動がある。
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