特集 角膜屈折矯正手術を手がける前に
手術室などの準備
江口 秀一郎
1
1江口眼科病院
pp.1199-1205
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907810
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はじめに
2000年にエキシマレーザーを用いた屈折矯正手術が厚生労働省の認可を得て以来,本手術を行う眼科医療施設が増加してきている。しかし,屈折矯正手術は,対象となる患者の多くがコンタクトレンズや眼鏡で良好な矯正視力を得られる患者であり,手術における合併症防止は従来の眼科手術に比べてさらに重要であることは論を俟たない。しかし,これからエキシマレーザー屈折矯正手術を始めようとする眼科医が,全員,経験豊富な指導医と確立した手術環境の下で手術教育を始めることができるわけではない。従来の眼科領域で一般的であった白内障手術や網膜硝子体手術とは異なる手術戦略や環境が必要な本手術のセットアップに関して留意点を述べてみたい。
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