特集 眼科基本診療Update—私はこうしている
2.治療に必要な基本技術
網膜・硝子体疾患の治療
網膜剥離に対する術式選択と治療方針
竹内 忍
1
1東邦大学医学部附属佐倉病院眼科
pp.288-290
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907090
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はじめに
裂孔原性網膜剥離の手術方法は大きく経強膜手術と硝子体手術に分けられ,裂孔凝固と気体注入のいわゆるpneumatic retinopexyはその中間に位置する。手術法を選択するうえで基本的に考慮する点は,裂孔の大きさ,数,位置,硝子体の液化の程度,後部硝子体剥離および増殖性変化の有無である。これらの点を踏まえながら,本編では裂孔の形態別に手術法を示す(表1)。
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