特集 眼科基本診療—私はこうしている
治療に必要な基本技術
網膜剥離に対する術式選択の基本方針
西村 哲哉
1
1関西医科大学眼科
pp.150-151
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900911
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網膜剥離に対する手術療法には通常のscleral buckling (SB法)に加え,硝子体手術,pneumatic retinopexy (ガス注入法)があり,術式の選択に迷うことが少なくない。現在のところ明確な選択基準はなく,それぞれの術者の得意とする術式によって基準が左右されている。しかし,網膜剥離治療の基本はSB法であり,SB法の治癒率が悪いか,SB法が術後の視機能に悪影響を及ぼすと考えられる場合にのみ他の方法が選択される。本項では我々の教室の基本方針について述べる。
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