特集 診断と治療の進歩—第53回日本臨床眼科学会シンポジウム
総合討論・Ⅱ:同時手術について
pp.154-163
発行日 2000年2月15日
Published Date 2000/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906692
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根木 昭(司会)阿部春樹先生,山本哲也先生,どうもありがとうございます。緑内障の概念,治療が大きく変わりつつあります。今,山本先生がおっしゃったように,眼圧下降以外の治療,視神経保護という治療がどれほど実現できるかが来世紀に向けての宿題かと思います。
それでは,総合討論「同時手術について」に移りたいと思います。緑内障と申しますと,白内障手術との同時手術が頻度的には一番多いのですが,白内障手術の技術的な革新によって,以前に増して積極的に行われています。その問題についてはすでに多くの学会で取り上げられ,問題点も一応把握できておりますので,今回の「同時手術について」の討論は,網膜硝子体と緑内障という観点から捉えてみたいと思います。
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