特集 診断と治療の進歩—第53回日本臨床眼科学会シンポジウム
5.緑内障治療の最近の進歩
山本 哲也
1
1岐阜大学医学部眼科学教室
pp.148-152
発行日 2000年2月15日
Published Date 2000/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906691
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近における緑内障治療の進歩について概観した。治療目標眼圧をより低い値に設定するようになったことと,眼圧下降治療の限界が認識されるようになったことが,最近の緑内障治療概念の主たる変化である。こうした低い目標眼圧を達成可能とする薬物や手術が実際に利用可能となってきたことは特記すべき進歩であり,また,眼圧下降治療の限界を打破するために神経保護治療が模索され始めている。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.