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シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
総合討論
Panel Discussion
小島 卓也
1,2
,
関 健
2,3
,
大和 眞史
4
,
牧野 祐子
5
,
樋口 輝彦
6
,
黒木 宣夫
7
,
南 砂
8
,
杉山 一
9
,
天本 宏
10
,
松﨑 博光
11
1日本精神神経学会
2精神科七者懇談会 卒後研修問題委員会
3特別医療法人城西医療財団
4諏訪赤十字病院
5順天堂医院糖尿病代謝内分泌内科
6国立精神・神経センター
7東邦大学医療センター佐倉病院
8読売新聞東京本社
9埼玉県立精神医療センター
10日本医師会
11医療法人ストレスクリニック
pp.395-400
発行日 2009年4月15日
Published Date 2009/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101406
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小島 それでは,シンポジストの先生,会場の先生とともにディスカッションしていきたいと思います。今日の問題として,大きく次の4つぐらいに分けられるかと思います。1つは,精神科卒後臨床研修の問題,その成果あるいは指導の面での問題。2つ目は,うつ病と自殺の問題が今回のテーマになっていますが,うつ病の診断,一般科と精神科連携の問題。3つ目は,過労死や労災との関係での自殺,産業医,あるいは家族の一時予防をどうやっていくかの問題。最後に,国民の目から見た精神科についての問題です。
まずは,最初に挙げた精神科卒後臨床研修について討議を始めていきましょう。研修医が実際に研修をして,うつ病の診断も70%ぐらいできていたとか,精神科に対する偏見がかなり減少したとか,他科で診療している3年目の先生たちが,精神科の患者さんをある程度見ておられるとか,精神科に積極的に紹介をしておられるというようなデータが出ていますが,これらについて何かご意見はありますか。
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