特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
眼科外来診療の周辺
眼鏡処方と眼鏡店どのかかり
神田 孝子
1
1愛知県総合保健センター視力診断部
pp.284-286
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906607
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眼科診療業務のうち眼鏡処方は頻度の高い業務の1つである。正しい眼鏡を正しく装用させるためには,処方箋の発行,完成した眼鏡の点検,眼鏡装用状態の点検などが適切になされなければならない。成人の場合は本人の希望や自覚症状などがはっきりしているので問題は比較的少ないが,幼小児では自覚的検査ができないうえ,弱視や斜視などの治療を目的とした眼鏡であることが多く,成人以上の正確さが要求されるので問題が多い。
本稿では,筆者が携わることの多い小児の眼鏡処方,眼鏡作成の周辺につき,実情を中心に述べる。
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