特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
眼科外来診療の周辺
義眼の種類と管理
厚澤 正幸
1
1株式会社アツザワプロテーゼ
pp.282-283
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906606
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義眼は視覚障害者にとって,医学的な理由の他に美容上も最も必要な補装具の1つである。義眼の材質は酸素透過性になる以前のハードコンタクトレンズと同じPMMA樹脂が主体である。
毎日快適に義眼を装用していただくためには,以前のハードコンタクトレンズに類似した日常のメインテナンスが必要である。しかしながら義眼装用者に比較的多い高齢の方には,お目にかかるたびにお願いをするのだが,なかなか実行していただけないのが実情である。ある日突然,義眼が外れて装用できなくなったとおっしゃっておいでになる方がしばしば見受けられるが,なぜ急にそんなことになるのか,原因には実はこうした背景があるのである。
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