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連載 眼科手術のテクニック・113
隅角癒着解離術—セットアップ
Setting up for goniosynechialysis
川上 淳子
1
,
門脇 弘之
1
Junko Kawakami
1
,
Hiroyuki Kadowaki
1
1永田眼科
pp.518-519
発行日 1999年4月15日
Published Date 1999/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906269
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- Abstract 文献概要
隅角癒着解離術goniosynechialysis(以下,GSL)の成功の鍵を握るセットアップについて解説する。隅角部の観察のしやすさは,(1)患者の頭位,(2)術者の位置,(3)顕微鏡のあおり,(4)上下直筋の制御糸の固定による眼球の回旋や下転,で決定される。術者が6時側に位置することが不可能なために,12時の解離が不十分になりやすい。術者が移動し,上下直筋の制御糸の周定の仕方で眼球の回旋の程度を調節し,全周の隅角を確認しPASを残さないことがポイントである。右眼を例にとり解説する。
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