文庫の窓から
眼科諸流派の針術—江戸時代における白内障治療
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斎藤 仁男
1
1研医会
pp.1858-1861
発行日 1998年11月15日
Published Date 1998/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906148
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江戸時代における眼科諸流派の古写本に記載されたところによると,内障のうち,白内障,青内障,黄内障は治るが,黒内障,赤内障は治らず,また別の書には,白内障,青内障,黒内障は治るが,石内障,血内障,赤内障,黄内障は治らずとある。
内障の治療には薬物療法と針治療が行われているが,白内障,青内障の治療には主として針による治療,いわゆる“針立”が行われたようである。
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