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連載 今月の話題
画像ファイリングシステムを利用した眼科診療
The ophthalmic practice using the image filing system
安藤 伸朗
1
Noburo Ando
1
1済生会新潟第二病院眼科
pp.233-237
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905731
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眼科診療では画像情報が重要で,診断と治療のあらゆる場面で前眼部所見・眼底所見・螢光眼底所見・手術所見などが必要となり,しかもより鮮明な画質が要求される。情報量(写真の枚数)が多くなれば管理・保管に膨大な労力と場所を費やすこととなる。これらの問題を解決するため,院内ネットワークを利用したデジタル画像ファイリングシステムを採用した。劣化することのない良質な画像を利用でき,診察室にいながら眼底所見・螢光眼底所見・前眼部所見・手術所見を閲覧でき,フィルムレス・台帳なしの画像管理を可能にした。本システムは,臨床研究・検討会ばかりでなく,患者とのインフォームド・コンセントに役立つ新しい診療スタイルである。
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