特集 オキュラーサーフェスToday
Ⅴ トピックス—基礎と臨床
炎症・免疫学
角膜移植後拒絶反応とサイトカイン・接着分子
山上 聡
1
1自治医科大学眼科学教室
pp.169-171
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905627
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移植免疫の分野は,免疫学,分子生物学の発展と相まって急速な進歩を見せている。角膜移植領域においても,ここ数年マウスモデルによる検討が可能となり,免疫学的手法を利用して拒絶反応発生機序の解明が進んでいる,角膜は免疫学的な特異性を有する場所として知られ,他臓器の結果をそのまま当てはめることはできない。
本稿では角膜移植モデルを利用して明らかになってきているサイトカイン,および細胞接着分子に関する知見を筆者らの現在行っている自験データを交えて概説する。
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