特集 緑内障Today
Ⅱ 確定診断を得るために
視野検査の評価—静的視野の解釈—ハンフリー視野計を中心に
河野 吉喜
1
,
山本 哲也
1
Yoshiki Kono
1
,
Tetsuya Yamamoto
1
1岐阜大学医学部眼科学教室
pp.53-56
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905088
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はじめに
緑内障は視神経の萎縮により視機能,特に視野異常をきたす進行性の疾患である。慢性緑内障において視野異常は唯一の自覚症状であることが多いので,視野計測は本症の診断,進行度の把握,治療方針決定に際して最も重要な検査である。緑内障を対象疾患とする限り,静的視野計測のほうが動的視野計測よりもすぐれていると考えられる。本稿では,ハンフリー視野計を中心とした静的自動視野計を用いた視野異常の解釈法について述べる。
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