Siesta
角膜移植手術の準備
村松 隆次
pp.165
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901936
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角膜移植手術で大変なことは,手術そのものより手術までの準備である。手術が始まるまでに心身ともに疲れることが多い。
教室の移植システムは,献眼の連絡が入ると,時間内では,角膜班の医師と眼球摘出の経験のない医師が出かける。時間外では,当直の医師が摘出に行き,その間に連絡を受けた角膜移植医師は当直を兼ねてベッドの確保,患者への連絡,術前処置,摘出眼球のチェックを行う。なぜか夜で土・日が多い。昨年までのドナー眼の保存法はEPⅡ液を用いた全眼球保存であり,角膜のviabilityを考慮して死後24時間内の手術施行を心掛けてきた。
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