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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京
学術展示
弱視眼鏡Ocutech Vision Enhancing Systemの試用経験
Clinical appraisal of Ocutech vision-enhancing system
奥村 恭子
1
,
井原 麗子
1
,
澤 ふみ子
2
,
中村 桂子
2
,
内海 隆
2
Kyoko Okumura
1
,
Reiko Ihara
1
,
Fumiko Sawa
2
,
Keiko Nakamura
2
,
Takashi Utsumi
2
1大阪第二警察病院眼科
2大阪医科大学眼科学教
pp.438-439
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901522
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- Abstract 文献概要
緒言 Low vision aidとしての弱視レンズにはいろいろなタイプがあり,眼鏡型の弱視眼鏡としてはニコン社製,ツァイス社製,キーラー社製(LVAシリーズ)などが,遠用単眼鏡としてはニコン社製,スペックウェル社製,カートン社製,ナイツ社製などが普及している1)。しかし実際の使用に際しては焦点合わせが困難で,視野も狭く,暗いなどの欠点があり,使用時の外観や携帯性の悪さなども伴って実生活の場ではなかなか使いづらいのが現状である2,3)。そこで今回,眼鏡枠の上縁に搭載する形式のケプラー式光学系によるOcutech社製Vision Enhancing System(VES®)4)(図1,2)が,1991年のAmerican Journal of Ophthalmology6月号の新製品紹介に掲載されているのを知り,独自に入手し,若干例において試用し,従来からの弱視眼鏡と比較して評価を試みた。
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