特集 眼科基本診療—私はこうしている
診断に必要な基本技術
未熟児網膜症の重症度判定基準
塚本 純子
1,2
1東海産業医療団中央病院眼科
2名古屋市立大学医学部眼科
pp.60-61
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900877
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重症の未熟児網膜症(retinopathy of prematu-rity,ROP)とは,一般に厚生省新分類でのⅠ型3期中期以上または中間型やⅡ型ROPと考えるのが妥当である。その病期を的確に診断することは,治療の必要性や適切な時期を決定する上で,非常に重要である。ROPの診療方法については,すでに市川1)が,本誌小児眼科診療マニュアルで述べており,重複する点もあるが,重症度判定のポイントを具体的に詳しく述べる。
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