Japanese
English
Report from Overseas
中国における急性出血性結膜炎の流行
The epidemiology of acute hemorrhagic conjuctivitis in China
張 文華
1
,
張 士元
1
1北京市眼科研究所
pp.1975-1978
発行日 1990年12月15日
Published Date 1990/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900472
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
1970年代の初期から約20年にわたり,全世界的に急性出血性結膜炎(AHC)の大流行を3回繰り返した。中国も例外ではなく全国的大流行が起こり,特に鉄道や沿海に近い地域では爆発的に流行した。非好発期でも局部の地域を中心に小流行と散発症例が発生した。はじめの大流行ではウイルスを分離できたが,抗血清がなく分離株は同定できなかった。しかしエンテロウイルス(EV70)と推定できた。1980年代初期の大流行期間に分離したウイルス株はEV70と同定できた。1988年爆発的流行期間の大多数の地域からのウイルスはコクサッキーウイルスA24型の変異株(CA24v)が分離された。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.