増刊号 6年前の常識は現在の非常識!—AI時代へ向かう今日の眼科医へ
Ⅵ.緑内障
緑内障点眼薬アップデート
生杉 謙吾
1
1三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座眼科学
pp.157-160
発行日 2024年10月30日
Published Date 2024/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410215344
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ここが変わった!
以前の常識
・1999年にキサラタン点眼液が発売されて以降,緑内障治療薬の選択では「プロスタグランジン関連薬」が最も使用されている1).
現在の常識
・プロスタグランジン関連薬は,第一選択薬として引き続き使用されているが,名称はプロスタノイド受容体関連薬であるFP受容体作動薬(FP作動薬)に変更されている.
・FP作動薬に加え,β遮断薬や2018年新たに販売されたEP2受容体作動薬(EP2作動薬)も第一選択となりうる.
・新たに3種の配合点眼薬が追加発売されており,それらの特徴を理解し適切に使い分けることが今まで以上に求められている.
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