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特集 知って得する白内障と屈折矯正の最新情報
トーリック眼内レンズの現状と課題
Current status and issues of toric intraocular lenses
西 恭代
1
,
鳥居 秀成
1
Yasuyo Nishi
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室
キーワード:
トーリック眼内レンズ
,
トーリックカリキュレータ
,
倍角座標法
,
セントロイド
Keyword:
トーリック眼内レンズ
,
トーリックカリキュレータ
,
倍角座標法
,
セントロイド
pp.1549-1556
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410215045
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●トーリック眼内レンズを用いた手術を行う際,角膜前面のみならず角膜後面乱視も実測して角膜全面乱視を矯正する方法が現在主流になりつつあるが,角膜後面乱視を実測できない場合にはノモグラムやトーリックカリキュレータを用いて推測する方法がある。
●角膜乱視を矯正する場合,直乱視や倒乱視ではなく斜乱視の場合や,日によって軸や乱視の程度が変わる場合には注意が必要である。
●近年,トーリックカリキュレータはバイオメトリー機器に搭載されることで,入力業務の効率化など多くの利点を得られるようになった。
●乱視の評価には,乱視量と向きを考慮した倍角座標法が近年多く用いられている。
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