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5 網膜硝子体
難治性黄斑円孔に対する手術法は何が適切ですか?
塩出 雄亮
1
,
森實 祐基
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科眼科学
キーワード:
難治性黄斑円孔
,
内境界膜
,
内境界膜翻転法
,
グリア細胞
Keyword:
難治性黄斑円孔
,
内境界膜
,
内境界膜翻転法
,
グリア細胞
pp.229-233
発行日 2022年10月30日
Published Date 2022/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214596
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「難治性黄斑円孔」は,標準的な手術法(硝子体切除+ILM剝離+ガスタンポナーデ)では円孔の閉鎖を得ることが難しい黄斑円孔の総称です.近年報告されたメタアナリシスの結果からは,円孔径の大きな黄斑円孔(円孔径>400μm)や高度近視に伴う黄斑円孔では,内境界膜を剝離するよりも翻転したほうが円孔の閉鎖率が高いといえます.
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