Japanese
English
連載 Clinical Challenge・13
前房出血を合併した緑内障の1例
A glaucoma patient presenting with a spontaneous hyphema
盛 崇太朗
1
Sotaro Mori
1
1神戸大学医学部眼科学教室
pp.420-423
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213950
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症例
患者:72歳,男性
主訴:右眼視力低下
既往歴:特記すべき事項なし
家族歴:特記すべき事項なし
現病歴:X−2年,右眼視力低下を自覚し近医眼科を受診した。近医初診時の視力は,右(0.8),左(1.2)で,右眼の後期原発開放隅角緑内障(primary open angle glaucoma:POAG)と診断された。以後は緑内障点眼にて眼圧10〜14mmHg程度にコントロールされていた。
X年,右眼の視力低下を自覚し,近医を受診したところ,右眼の顕著な結膜充血と前房出血を認め,緑内障点眼および炭酸脱水酵素阻害薬内服を追加するも,右眼圧41mmHgと眼圧コントロール不良にて当院を紹介され受診となった。
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