増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
4.網膜・硝子体疾患
Special Lecture
iPS細胞を用いた眼科治療の進捗
万代 道子
1
1理化学研究所生命機能科学研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクト
pp.280-281
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212921
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はじめに
山中伸弥教授のノーベル賞受賞により「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」という言葉が急速に知られるようになり,社会全体として再生医療への期待が高まっている。iPS細胞によって何が可能になったのか。また,どのような治療が期待できるのか。臨床現場でも,いざ患者の期待を目の前にすると,どう説明すべきか迷う状況もあるかもしれない。ここでは,iPS細胞の意義,その臨床応用,将来的な展望をまとめてみたい。
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