増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
4.網膜・硝子体疾患
2)診断・治療
病的近視眼の画像診断
大野 京子
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学
pp.225-229
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212911
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ここが変わった!
以前の常識
●後部ぶどう腫は眼底検査で判断される主観的な病変であった。
●球後視神経やくも膜下腔,眼窩組織など深部組織は病的近視眼でも可視化できなかった。
●CNVの診断には蛍光眼底造影が必須であった。
現在の常識
●後部ぶどう腫の全貌を画像で可視化でき,客観的かつ定量的な診断が可能となった。
●症例により,眼窩の血管や結合組織,球後の視神経の描出が可能となった。
●活動性の評価は今後の課題であるが,OCTAにより非侵襲的診断が可能となった。
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