増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
2.眼表面・角膜疾患
2)診断・治療
円錐角膜の診断と治療
前田 直之
1
1湖崎眼科
pp.91-96
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212884
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ここが変わった!
以前の常識
●円錐角膜は非炎症性疾患で,その進行は自然に止まるのを待っていた。
●角膜生体力学特性を測定できなかった。
●ハードコンタクトレンズが装用できなければ角膜移植しか治療法はなかった。
現在の常識
●円錐角膜は炎症性疾患で進行を抑制するために,目を擦る癖を止めさせアレルギー疾患を治療する。それでも進行する場合は角膜クロスリンキングの適応となる。
●角膜生体力学特性は測定できる。
●ハードコンタクトレンズと角膜移植の間に角膜リング,有水晶体眼内レンズ,特殊コンタクトレンズなど,治療のモダリティが多彩になりつつある。
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