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特集 眼窩疾患の最近の動向
斜視の病態の新知見と画像診断のコツ
The characteristic findings of strabismus found with magnetic resonance imaging
河野 玲華
1,2
Reika Kono
1,2
1岡山大学医学部眼科学教室
2河野眼科
pp.152-158
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212582
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はじめに
斜視を対象とした画像解析により,筋円錐から眼球後部が脱臼した斜視,プリー(pulley)の加齢変化による斜視,眼筋支配神経の分枝に対応した外眼筋区分構造と分枝麻痺による斜視,臨床診断と麻痺筋の形態とが一致しない斜視が報告されている1)。本稿ではこれらの斜視のなかから,プリーの加齢変化による斜視(sagging eye syndrome),外眼筋の区分構造と分枝麻痺による斜視について概説し,それぞれの斜視に特徴的なMRI画像所見を供覧する。
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