海外留学 不安とFUN・第22回
Moorefields Eye Hospitalでの留学生活・2
野本 裕貴
1,2
1Moorefields Eye Hospital
2近畿大学医学部眼科学教室
1Moorefields Eye Hospital
pp.1502-1503
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212425
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留学先での出会い
Moorefields Eye Hospital(MEH)の仕事場では,私と同じ2012年春から留学していた鈴木克佳先生(山口大,鈴木眼科医院)がおられ,1年間一緒に仕事をさせていただきました。鈴木先生は1年間で帰国されましたが,その間にLancetに掲載された有名なUnited Kingdom Glaucoma Treatment Study(UKGTS)の論文のデータ解析に携わり論文の共著者となっております。恐らく鈴木先生がいなければ,こんなに早く論文としてデータが出せることにならなかったのではないかと思います。
また,同じ仕事場ではありませんでしたが,私の留学期間中にMEHに併設されているUniversity College Londonの研究室に西口康二先生(東北大),楠原仙太郎先生(神戸大),岩田大樹先生(北大),山口真先生(山口眼科),藤波 芳先生(東京医療センター),佐藤 茂先生(阪大)が留学されていました。みなさんロンドンで初めてお会いした先生方でした。仕事終わりに近くのpubで各々のロンドンでの仕事について,また日本での仕事についてなどいろいろな話ができて楽しかったことを覚えています。このように,普段日本ではなかなかお会いする機会のない先生方と知り合いになれたことも留学ならではだと感じています。
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