海外留学 不安とFUN・第21回
Moorefields Eye Hospitalでの留学生活・1
野本 裕貴
1,2
1Moorefields Eye Hospital
2近畿大学医学部眼科学教室
1Moorefields Eye Hospital
pp.1328-1329
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212390
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留学への扉は突然に開く
眼科医になった当初より「海外に研究留学してみたい(というより海外生活をしてみたい)」と漠然と思っていました。しかし,実際にどのように行き先を決めるのか,そもそもどんなタイミングで留学に乗り出すのか… 見当もつかないまま大学院で視野の研究に勤しんでいました。そんな日々を過ごしていた2010年,大西洋にあるスペイン領のカナリア諸島で開催された国際視野学会(International Perimetric Society:IPS)に参加した際にそのタイミングが訪れました。そこにハンフリー24-2を緑内障セクター分けしたGarway-Heath mapで有名なMoorefields Eye Hospital(MEH)のGarway-Heath教授(Ted)も出席されており,「これはチャンス!」と下手くそな英語で直接Tedに自分のやっていること,MEHに留学に行きたい旨を伝えたところ快く了承いただき,ロンドンへの留学の扉が開かれました。
後日Tedとメールでやり取りして詳細を詰め,下村嘉一教授に留学の了解をいただき,期間は2012年4月〜2014年4月までの2年間ロンドンに行くこととなりました。
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