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連載 熱血討論!緑内障道場—診断・治療の一手ご指南・第19回
トラベクレクトミー術後のデレンに対する治療
Treatment for dellen after trabeculectomy
菅野 彰
1
,
近間 泰一郎
2
,
橋本 尚子
3
,
原 岳
3
Akira Sugano
1
,
Taiichiro Chikama
2
,
Takako Hashimoto
3
,
Takeshi Hara
3
1山形大学医学部眼科学教室
2広島大学大学院医歯薬保健学研究科統合健康科学部門視覚病態学(眼科学)
3原眼科病院
pp.1150-1155
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212355
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今月の症例
【患者】51歳,男性
【主訴】左眼の眼痛
【現病歴】19歳時に緑内障と診断され,両眼の線維柱帯切除術を受けた。右眼はその時点で失明した。左眼は半年前より眼圧が再上昇し,手術目的で当院紹介となった。初診時,左眼の眼圧は52mmHg,隅角はwide openであり,緑内障手術が必要と判断した。左眼の11時方向に緑内障手術痕を認めたため,2時方向に線維柱帯切除術を施行した(図1)。術中・術後の経過は良好であったが,術3か月後に左眼の眼痛を訴え,再受診した。
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