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連載 眼科手術のテクニック・110
トラベクレクトミー:術後管理
Management of glaucoma after trabeculectomy
黒田 真一郎
1
Shin-ichiro Kuroda
1
1永田眼科
pp.22-23
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906172
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トラベクレクトミーの術後管理のポイントは,いかに適切に房水を漏らすかということである。創傷治癒という点から考えると,一般に1週目から2週目にかけて,結膜や強膜の癒着が強くなってくるわけであるから,この時点における適切な房水の漏れを確保するよう努めることが重要な点となってくる。適切な房水の漏れとは,この時期の術後眼圧がやや低めである8〜10mmHgくらいを維持し,眼圧と濾過胞と前房深度の関係が合理的である状態である。
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