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連載 目指せ!眼の形成外科エキスパート・第31回【最終回】
眼球眼科との調和を求めて—眼形成外科は視機能親衛隊!
Seeking a harmony with general ophthalmology
柿﨑 裕彦
1
Hirohiko Kakizaki
1
1愛知医科大学病院眼形成・眼窩・涙道外科
pp.324-326
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212184
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はじめに
今回で全31回,2年半に及んだ連載「目指せ!眼の形成外科エキスパート」も終了です。読者の皆様,長い間お付き合いいただきありがとうございます。
眼形成外科は眼科の主要分野の1つであるにもかかわらず,また,患者数が非常に多いにもかかわらず,眼球を直接的に治療しないという理由から,また,眼球の手術とは異なったテクニックを用いるという理由から,医局に専門とする医師がいない大学もかなりあります。「教育」という点に関しては非常に問題の多い分野といえます。そこで,この点の改善を目的の1つとして,われわれは2013年に日本眼形成再建外科学会を設立しました。
ちょうどその頃,『臨床眼科』誌から本連載のお話をいただきました。渡りに船とばかりにこの提案をお受けし,わが国における眼形成専門家の粋を集めて本連載を企画しました。医学書院もこのような長期連載をよくぞ受け入れてくれました。ここに御礼申し上げます。
本連載が眼形成教育の一端を担えたことは嬉しい限りです。ここまでお付き合いいただいた読者諸氏の眼形成外科のレベルはかなり向上したものと思います。しかし,眼形成外科の勉強をさらに行いたい方もおられるでしょう。そのような方には日本眼形成再建外科学会がサポートします。遠慮なく声をかけてください。手術見学,フェローなど,大歓迎です。詳細は日本眼形成再建外科学会のホームページをご覧ください。
それでは,本連載最後の解説に入ります。眼の形成外科がなぜ,眼科の主要分野の1つであるのか,その理由がわかる内容です。
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