Japanese
English
創刊20周年記念特集 眼科最近の進歩
綜説
緑内障
Glaucoma
河本 正一
1
Shoichi Komoto
1
1東京警察病院眼科
1Department of Ophthalmology, Tokyo Keisatsu Hospital
pp.1503-1508
発行日 1966年12月15日
Published Date 1966/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211151
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.緑内障の統計と遺伝
成人の集団的な眼圧検査が行なわれることが多くなつたが,それによれば緑内障の罹患率は略々2%に当るようである。少い罹患率でも1%をこえている。年齢が増すに従つて%が高くなり,60才以上では6%以上の緑内障が認められる報告が多い。74〜92才の老人男子では13%に見られたという。
眼精疲労を訴える患者では,9.6,10.6%の高率に緑内障が発見せられた。これらの検査には,全員にRigidity(5.5gと10gの重錘による測定),飲水試験,トノグラフィー等を施行したものがある。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.