連載 眼科薬物療法のポイント—私の処方・6
角膜真菌症—治療難渋例
石橋 康久
1
1筑波大学
pp.951-953
発行日 1989年6月15日
Published Date 1989/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210834
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患者は53歳の男性。植木の手入れをしている際,左眼を木の枝で突いた。2〜3日して左眼の充血,異物感,視力低下があったため近くの眼科を受診したところ抗生剤,角膜保護剤を処方されたが症状は改善しなかった。別の眼科で真菌症を疑われ,ピマリシンの点眼を行ったが,当初少し良くなっただけで一進一退を続けたため紹介されて当科を受診。
主訴:左眼充血,異物感,視力低下
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