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色覚異常
深見 嘉一郎
1
1福井医大
pp.740-743
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210439
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1.先天性赤縁色覚異常の程度と早期視細胞電位
○田辺久芳(福井県立病院)・花崎秀敏(金沢大学)・田辺譲二 先天性赤緑色覚異常の程度を社会適性判定基準(馬嶋)に従って分類し,異常の程度と早期視細胞電位(ERP)との相関について検討した.
ERPの100nmでの振幅(V600)に対する460nmでの振幅(V460)の比(V460/V600)を指標とすると,protanとdeutanを互いに区別することができた.protanの3群(弱度,中等度,強度)あるいはdeutanの4群(微度,弱度,中等度,強度)の間には,V460/V600の平均値に有意差を認めなかった.protanの3群の間とdeutanの4群の間にはV460の平均値に有意差を認めなかった.
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