文庫の窓から
原機啓微
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斉藤 仁男
1
1研医会
pp.300-301
発行日 1988年3月15日
Published Date 1988/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210316
- 有料閲覧
- 文献概要
中国(明,清代)で行われた眼科専門書の中,わが国に輸入され,翻刻されたものに「銀海精微」「眼科全書」等何種類かあるが,「原機啓微」もその一つである.
本書が日本で翻刻されたのは承応3(1654)年2月であるが,この翻刻版には,京都,二条通松屋町,武村市兵衛刊行のものと,同年刊記入(刊行者名を欠く)の「医書十六種」(薛巳撰*,蒋宗澹等校)中の「原機啓微」がある.ここには承応3年武村市兵衛刊行の「原機啓微」について紹介する.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.