連載 感染症新時代—病院はどう生き抜くか・10
感染症専門医・山口征啓医師インタビュー
堀 成美
1
,
山口 征啓
2,3
Narumi Hori
1
,
Yukihiro Yamaguchi
2,3
1国立国際医療研究センター国際診療部
2コネクト合同会社
3NPO法人KRICT
pp.647-650
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211480
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新型コロナウイルス感染症(以下,新型コロナ)の報道では「医療崩壊」という言葉が,具体的に何を表すのか定義が不明確なまま,不安を煽る形で使い続けられている.実際にはウイルスそのものの影響よりは,管理やオペレーションがうまくいかない問題の方が大きいため,自分たちの病院の中で,また,地域の中で誰が何を担うのか,どのように運用するのか,そのための理解や納得,お互いの支援体制をどう作るのかが課題となる.本号では,医療機関の管理部門を経験した後に,フリーランスの感染症専門医として地域の感染症診療や対策を支えている山口医師に,福岡県での経験と取り組みについてうかがった.
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