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特集 第41回日本臨床眼科学会講演集 (1)
学術展示
結膜炎から分離されたヘモフィルス属のベータラクタマーゼ産生率
Beta-lactamase production in Haemophilus sp isolated from conjunctivitis
秦野 寛
1
,
堀 武志
2
Hiroshi Hatano
1
,
Takeshi Hori
2
1横浜市立大学
2秦野赤十字病院
pp.146-147
発行日 1988年2月15日
Published Date 1988/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210268
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緒言 1974年,Khanら1)により,小児の髄膜炎と肺炎から,ベータラクタマーゼによるインフルエンザ菌のABPC耐性株の出現が世界で初めて報告された.以来,ベータラクタマーゼによる本菌の耐性について,いくつかの報告が他科でみられているが2),結膜から分離されたヘモフィルス属(Haemophilus influen-zae,およびH.aegiptius)についてのベータラクタマーゼ産生能と薬剤耐性についてはよく知られていない.そこで,今回我々は,Haemophilus属による結膜炎の性別,年齢分布,季節性などを調べるとともに,結膜から分離された本菌株のベータラクタマーゼ産生率を調べ,同時にその薬剤感受性について検討を行った.
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