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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (5)
学術展示
ムービングトポグラフィーの開発と臨床応用—第2世代の動的脳電位図法
Moving topography as applied to dynamic electroencephalogram
筒井 純
1
,
大西 徹
1
,
深井 小久子
1
,
木村 久
1
,
正城 良樹
1
,
松田 盈子
1
Jun Tsutsui
1
,
Tohru Ohnishi
1
,
Sakuko Fukai
1
,
Hisashi Kimura
1
,
Yoshiki Masaki
1
,
Eiko Matsuda
1
1川崎医科大学眼科学教室
pp.1018-1019
発行日 1987年8月15日
Published Date 1987/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210161
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- Abstract 文献概要
緒言 動的脳電位図法が眼科領域にとり入れられ(Lehmann,筒井),視覚や眼球運動の誘発電位が流れとして経時的に観察することが可能になった.しかし動的表現をするためには,2次元脳電位図を経時的に1コマずつ撮影してアニメーション映画を作製しなければならなかった.そのためには多くの日時,人手,経費を要したが,動画による観察は今までに知られていなかった多くの事実を発掘した.
そこで動画表現を迅速かつ容易にするために,我々は日本電気三栄に迅速ムービングトポグラフィーシステムの開発を依頼し,装置とコンピュータープログラムの改良を重ね,ほぼ満足に臨床に応用できる装置に達した.初期の動的脳電位図装置を第一世代とすれば本装置は第2世代ということができ,動画作製に要する時間は2週間から10分間に短縮された.本論文では,本装置の大要と臨床応用の基本について述べる.
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