第90回日本眼科学会印象記 1986年5月22〜24日於四日市市
—一般講演—緑内障I〜III,他
岩田 和雄
1
,
難波 克彦
1
1新潟大
pp.1179-1202
発行日 1986年10月15日
Published Date 1986/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209882
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学会第1日目,15題の緑内障に関する講演が行われ,早朝から熱心な討論が行われた.
視機能に関し,101席松田公夫氏(大阪医大)は負荷色覚検査などにより高眼圧症例の中にも異常がみられるとし,110席鈴村弘隆氏(東京医大)は反復視野測定で視疲労様変化がBjerrum領域にみられ,緑内障性視野変化に先行する可能性を,102席勝島晴美氏(札医大)は早期視野異常の出現しやすい部位ほど視野は改善しにくいと報告.105席宇山令司氏(近畿大)はオクトパスG1プログラムについて検討し,神経線維層の観察と同様程度の精度があると報告.何れも結論を出すのに未だ方法論そのものに多くの問題点を含み,より厳しい検討が要請されよう.
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