GROUP DISCUSSION
眼感染症
田中 直彦
1
1横浜市大
pp.975-978
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209511
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1,虹彩面上白色塊を主徴とした真菌性眼内炎の1例
渡辺圭子・山名敏子・猪俣 疏(九大) 全身の感染症や免疫不全の認められない52歳男性で前房混濁と虹彩面上に大小不同の白色塊状物の散在した症例で前房水培養で真菌が検出された.抗真菌剤の局所投与で白色塊状物はしだいに消えた.過去の緑内障手術創よりの感染が疑われた.
討議;白色塊状物中の真菌の有無,また組織中の菌はカンジダと考える(石橋)に対し塊状物中に真菌の芽胞が認められ,また組織中のものは芽胞の形を取ったペシロマイセスであり,培養で確認されていると答弁した.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.