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特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
人工水晶体挿入患者の術後経過観察—自覚症状の分析
Clinical course after intraocular lens implantation. Analysis of subjective symptoms
今泉 信一郎
1
,
今泉 博雄
1
,
吉田 顕照
2
,
岡安 成尚
2
Shinichiro Imaizumi
1
,
Hiroo Imaizumi
1
,
Akiteru Yoshida
2
,
Shigehisa Okayasu
2
1郡山市今泉眼科病院
2独協医科大学眼科
pp.338-339
発行日 1985年3月15日
Published Date 1985/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209368
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- Abstract 文献概要
緒言 近年,白内障術後矯正として従来より用いられている眼鏡やコンタクトレンズより,視機能1,2)が優れている人工水晶体(IOL)挿入患者が増えてきている.それに伴いIOL挿入度数の計算方法および予想度数が問題となっており,計算方法はほぼ満足のいくものが報告されている.術後の予想矯正度数の選択は種々の問題があると思われるが,その報告はなく,また,その決定権が現在の所,医師側にゆだねられている.
今回,患者側から見た術後矯正度数の満足の度合を,IOL挿入者の術後経過観察として,自覚症状と他覚症状とを比較検討し,IOL挿入度数の選択を試み,併せて術後合併症の発生頻度について検討を加えてみた.
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