GROUP DISCUSSION
視野
松崎 浩
1
1慈恵医大
pp.689-693
発行日 1984年6月15日
Published Date 1984/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209202
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第1部一般演題
1.点発光を自在にコントロール可能な視野測定装置について
静的視野測定装置は眼底の感度分布マップ作製装置といいかえる事ができると思うが精度を高めるためには刺激点の数を増やし,輝度の自在なコントロールが必須条件と思われる。この条件を解決する具体的方法として,パーソナルコンピューターの持つ中央演算処理機能,記憶ならびに入出力装置に加えて高度なプログラミング言語の活用法を具体的賢例をもって示した。すなわち単波長特性を持ちコンピューター親和性が高く正確に輝度調整可能なLEDで視野測定面を構成,パソコンの巨大なアドレス空間処理能力により必要な数のLED点滅を個別にメカニカルな装置の介在なしでダイレクトにコントロール可能である。この事はプログラミングの容易さと共にコストの低下を意味する。またこれらの機能発揮がパソコン本来の使用を何等妨げない等,ソフトウエアーも含めた装置側の柔軟な対応により多様な病変の感度マップ作製を容易にかつ正確なものにする事が可能である。
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