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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
飛蚊症と網膜裂孔
Myodesopsia and retinal break
荻野 誠周
1
,
西村 晋
1
,
小林 博
1
Nobuchika Ogino
1
,
Susumu Nishimura
1
,
Hiroshi Kobayashi
1
1天理よろづ相談所病院眼科
pp.300-301
発行日 1984年3月15日
Published Date 1984/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209120
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- Abstract 文献概要
緒言飛蚊症は網膜裂隙による網膜剥離の重要な前駆症状である。多くは後部硝子体分離後におこり,飛蚊症のある後部硝子体剥離眼の約6%に牽引性網膜裂孔を伴い,裂孔合併率は男性に高く,硝子体中の赤血球は裂孔を強く示唆することを既に報告した1)。症例を追加して網膜裂孔(内分層裂孔,限局性牽引性網膜剥離,網膜血管剥離を含む)の頻度と疫学的特微について述べる。
対象と方法1981年6月から1983年8月までの約2年間に飛蚊症を唯一の主訴として当科を受診した675例862眼を対象とした。視力,屈折検査の上,充分な散瞳下で倒像鏡検査と生体顕微鏡検査を施行した。
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