文庫の窓から
眼科諸流派の秘伝書(13)
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斉藤 仁男
1
1研医会
pp.88-89
発行日 1983年1月15日
Published Date 1983/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208800
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22.明眼用方
古写本の中には書誌学的事項,つまり著者,書写年代,内容目次その他それぞれがはっきりしているものと,それらがほとんど不明のものとがある。ここに播く「明眼用方」はその後者の部類であるが,年代的にはやや時代を辿る(江戸時代初期)ものと思われる。
「明眼用方」は墨付24葉(22×15cm)巻上,1冊もの,片仮名漢字混りの和文で記述された眼病治療の秘伝書である。本書の内容は眼病禁忌事,眼病治療薬,眼病名(絵図入)眼病治療法等の記述からなっている。
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