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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
正常眼および弱視眼における視力と感度
Visual acuity and retinal sensitivity in the normal and amblyopic eye
乾 敏郎
1
,
近江 栄美子
2
,
海老名 登柴子
2
,
中村 孝子
2
,
谷塚 多江子
2
,
植田 潤子
2
Toshio Inui
1
,
Emiko Ohmi
2
,
Toshiko Ebma
2
,
Takako Nakamura
2
,
Taeko Tanizuka
2
,
Junko Ueda
2
1大阪大学人間科学部行動工学教室
2近江眼科
1Department of Behaviorology, Faculty of Human Sciences, Osaka University
2Ohmi Eye Clinic
pp.502-503
発行日 1982年5月15日
Published Date 1982/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208588
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- Abstract 文献概要
緒言弱視眼における視感度分布が詳細に検討されているにもかかわらず,視感度が視力とどのように関連しているのか明らかではない。また,弱視限の偏心視力についても十分検討されていない。我々は正常眼および偏心固視眼における偏心視力と感度分布をしらべた。
方法赤外線Fundus Haplescopeを用いてLandolt視力をしらべる方法およびLandolt環をスクリーンに投影する方法によって,偏心視力(および,その逆数である最小分離閾M.A.R.)をしらべた。Fundus Haplo—scopeを用いる方法ではLandolt環はいわゆるposltlvechartであり,その輝度は1,000asbであった。視感度(今回で増分閾の平方根√ΔIを測定した)は直径4'の視標を用い,極限法によって測定した。すべて背景輝度は10asb,視標の提示時間は200msであった。被験者は正常者4名および偏心固視弱視者7名であった(表1)。
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