アルゴンレーザー光凝固を行ったBourneville-Pringle母斑症の1例

Argon laser photocoagulation in Bourneville-Pringle phakomatosis

　本症は顔面脂腺腫，痙攣発作，知能発育障害を三主徴とする遺伝性疾患で，発現率の低い常染色体優性遺伝を示し，全身諸臓器にも種々の腫瘍や先天奇形を合併する。今回，本症の完全型の1症例の眼底に病期の異なった数個の腫瘍を認め，病期の進行している腫瘍にアルゴンレーザー光凝固を試み，有効な結果をえた。

　症例：19歳，女子。