Japanese
English
教育講演
小児眼科領域における検査の諸問題
Various problems of pediatric ophthalmology at the examinations
湖崎 克
1
Masaru Kozaki
1
1大阪市立小児保健センター眼科
1Department of Ophthalmology, Children's Medical Center of Osaka City
pp.1135-1144
発行日 1980年8月15日
Published Date 1980/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208167
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はじめに
わが国に小児専門医療機関が創設されてすでに15年になる。この創設は欧米先進国に大きく遅れをとっているが,その後のわが国の小児医療の発展は誠に目覚しいものがあり,小児眼科においても同様に著明な発展をみせつつある。因みに国立小児病院および大阪市立小児保健センターに眼科が開設されたのは,1965年である。
小児眼科の研究と診療の発展として,まず眼科専門誌に小児科特集が掲載されたのは,眼紀15巻(1964)が最初で,成書として植村恭夫氏と著者の共著による"小児眼科トピックス"が始めて発刊されたのが1966年であり,小児眼科の研究グループディスカッションが始めて開催されたのは1967年の第21回臨床眼科学会からであり,1980年の現在には日本小児眼科学会が創設されることになった。
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